カゴヤ VPS 利用時TIPS
手軽に利用できる KAGOYA の VPS。設定などを凝りたい時に、知っておかないと困った事があったのでメモしておきます。使っているOSイメージは、Ubuntu12.4TLSです。
仮想化手法
OpenVZが利用されています。ホストのLinuxカーネルを全てのインスタンスで共有する「OSレベルのサーバー仮想化ソフト」。
VMwareやXenなどの、ハードウェア仮想化とは違いがある点の認識が必要。
例えば top、free などのコマンドを実行しても、自分が使っているインスタンス(コンテナ)情報が正常に取得できません(サポートに聞いて、初めて気づいた)。
top や free を使いたい
vztop、vzfree などのユーティリティを、自前で導入するように案内もらいました。。。Make&Install が必要で、自前でサーバーたてる気分になってきてしまい導入してません。
リソースを管理したい
User Bean Counter というファイルを見る事で、地震のコンテナの制限値などを含め情報が見れます。
- /proc/user_beancounters
メモリ利用状況については privvmpages を見るようにサポートから案内もらいました。
プラン別の制限値など
vCPUやメモリなどの他に、次のような制限が有るとの事でした。ほとんどの制限は、既出のBeanCounterで見れるようですが、それ以外もあるようで、OpenVZ構築したことないと、危ういところも感じています。
例えばプランCでスタートしたものを、プランAにスケールダウンすると、vCPUパワーが減るだけじゃなく、動作しない設定なども発生するというような。。。
手軽に始められる反面、細かなポイントで制約は有ります点、注意かなぁと。
iptables のIPパケットフィルタリングエントリ数上限
- プランA 120
- プランB 200
- プランC 400
クォータ(ユーザーとグループのファイル数)値
- プランA 100
- プランB 150
- プランC 200
その他
サポートのレスポンスは良いのですが、利用者目線の公開情報が少ないのが寂しい。コントロールパネルも必要最低限の機能はそろっているものの、あたらしいOSイメージが追加されないなど、リソース投入されてない感が強いというのが正直な感触ですね。
継続的に(ゆる〜く)機能追加されることを、1ユーザーとして願います。